益子焼のやさしさを日常に。生成り釉の小鉢が食卓にもたらすもの
栃木県・益子町で生まれた「益子焼」は、素朴で温かみのある風合いが魅力の日本の伝統工芸です。
今回ご紹介するのは、益子焼の窯元・わかさま陶芸が手がける、直径15.5cmのしのぎ模様の小鉢。
やわらかな生成り釉がかかったこの器は、日々の食卓にそっと寄り添い、料理の色をやさしく引き立ててくれます。
益子焼の歴史と魅力
益子焼は江戸時代末期、嘉永年間に大塚啓三郎が開いた窯を起源とし、
その後、日用品の器として広く親しまれてきました。
益子の土は鉄分を多く含み、焼き上がると赤茶色の素朴な表情を見せます。
この土の風合いが、釉薬の色をより深く、より豊かに見せてくれるのが特徴です。
また、益子焼は「決まった型にとらわれない自由さ」も魅力のひとつ。
窯元ごとに釉薬の調合や焼成方法が異なり、同じ色名でも微妙に表情が変わるため、
“出会いの器”としてコレクションする楽しさもあります。
しのぎ模様はどうやって作られる?
この小鉢の大きな特徴である「しのぎ模様」。
しのぎとは、ろくろで成形した器の表面を、職人が一筋ずつ削り落としていく技法です。
縁から中心へ向かって流れるように刻まれたラインは、
光の当たり方によって陰影が生まれ、器に立体感とリズムを与えます。
しのぎは単なる装飾ではなく、器を持ったときの“指にかかる感触”も心地よくしてくれます。
手仕事ならではの温かさが伝わる理由は、こうした細やかな工程にあります。
生成り釉が生み出す、やわらかな表情
この小鉢にかけられているのは、やさしいオフホワイトの「生成り釉」。
真っ白ではなく、ほんのり黄みを帯びた柔らかな色合いが特徴です。
益子の赤茶色の土と重なることで、自然なムラや釉薬の溜まりが生まれ、
ひとつひとつ異なる表情を見せてくれます。
生成り釉は光沢を抑えたマットな質感で、
料理の色をやさしく受け止め、引き立てる力があります。
フルーツの鮮やかさ、サラダの緑、煮物の深い色合い——
どんな食材も自然に馴染み、落ち着いた雰囲気で見せてくれるのが魅力です。
小鉢としての使いやすさ
直径15.5cmの小鉢は、日常使いにちょうどいいサイズ。
・フルーツ
・サラダ
・副菜
・ヨーグルトやデザート
など、幅広い料理に使えます。
深さがありつつも、しのぎ模様のおかげで軽やかな印象があり、
和洋どちらの食卓にも自然に馴染みます。
シリーズで揃える楽しさ
わかさま陶芸のこのシリーズには、
・サイズ違いの中鉢
・色違いのターコイズブルー
があります。
生成り釉のやわらかいオフホワイトと、
落ち着いた青緑のターコイズブルーを組み合わせると、
食卓にリズムが生まれ、コーディネートがぐっと楽しくなります。
大小の鉢を重ねて収納しても美しく、
テーブルに並べると統一感がありながらも、
色の違いがアクセントになってくれます。
毎日の食卓に寄り添う益子焼
益子焼は、華美ではないけれど、
手に取るたびにじんわりと温かさを感じる器です。
生成り釉の小鉢は、料理を引き立てながら、
食卓全体をやさしい雰囲気に包み込んでくれます。
電子レンジ・食洗機に対応しているため、
忙しい日々の中でも気兼ねなく使えるのも嬉しいポイント。
毎日のごはんにそっと寄り添い、暮らしを豊かにしてくれる一枚です。
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